ドラッカー「組織の問題に対する対応」
こんにちは。
私のブログを読んでくださっている方のほとんどが中小企業に所属している方ですので、今日は、そんな方にも共通する話題、中小大小関係なく、すべての企業に共通するテーマとして「組織の問題」について少し考えてみたいと思います。
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組織は常に問題だらけである
わかりきったことかもしれませんが、通常、企業は内に外に問題だらけの状態であるというのが通り相場ですよね。
だから、こそ「組織の問題」の処理に、立ち向かうとき、自分の立ち位置をどのようにするかで組織の未来もそれを担った担当者の未来も大きく変わっていきます。
たとえば、
「A工場からまたボヤがでている!」
「B店のスタッフがまたやめた」
「ヘビーユーザーのCさんへの納品がまたまちがった」
と、年中、同じような問題が発生して、そのクレーム処理に忙しく動きまわってもその勤勉さからは、組織の成果は生まれず、仮に問題を処理しても組織の業績はじり貧のままです。
このように単純に「問題処理」に汗を流すことは、組織の損害額を、「すこし」減らしているだけに過ぎません。組織の明日への成長や、発展には、なんら貢献もしていません。
組織で起こる問題の本質
経営学の神様、ドラッカーや現代マーケテイングの大家であるリッチ・シェフレンは、組織で起こる問題の本質をこのように言っています。
「たびたび繰り返される組織の問題の95%は、解決できる問題である。
何故なら、それは、組織の仕組みの問題であるからである」
とその本質を指摘しています。
つまり、組織内で繰り返される「問題」は、組織の仕組み自体が悲鳴をあげているのであって、これを改善しないかぎり、その後、何度も、その種のトラブルは繰り返されるという指摘です。。
仕組みづくりの大切さ
トップマネジメントや経営幹部に必要なことは
「問題処理より、たびたび繰り返される問題の背後にある組織の仕組みの歪み焦点をあてて、そこをなんとか改善し、本来やるべきことである外部にあるビジネスの「機会」に焦点をあて、それを獲得して組織の成長を促すことに汗を流すべきである」とドラッカーはすすめています。
成果につながる「7つの機会」
ビジネスの「機会」=「成果」は、外部にしかないといっているドラッカーは例の有名なあの「7つの機会」としてこのように例示しています。
彼の言う「7つの機会」は
1.自らの組織と競争相手における予期せぬ成功と予期せぬ失敗
2.市場、プロセス、製品、サービスにおけるギャップ
3.プロセス、製品、サービスにおけるイノベーション
4.産業構造と市場構造における変化
5.人口構造における変化
6.考え方、価値観、知覚、空気、意味合いにおける変化
7.知識と技術における変化
のなかに潜んでいると例示しています。
この1~7のすべてが単純な「儲け話」というものではありませんね。
マイナスだと思われる事柄にもビジネスの「機会」が潜んでおり、それを自社のビジネスのなかにどのようにしてチャンスとしてとらえられるかは、企業の柔軟性、顧客重視の想像力によって「固定観念」を破棄する勇気によって企業の将来は変わってくるということです。
