コラム「社長の試練」3:みんな裏切っていく『疑』【あれこれ疑うこと】)3

 [the_ad id="1481"]誰も信用できない,みんな裏切っていく。信用できるの自分の「女」と「金」だけだ。そう思い込んでいる経営者は少なくない。よくある、不信感構築のストーリーは、新卒で入った最初の会社で知り合った同僚や上司と意気投合して、共同出資で会社を起こし、最初は、強い連帯感を抱くが、いつの間にかみんな辞めていって「社長」1人だけ残る。内部分裂の原因は、さまざまであるが代表的なものは、使い込み、社内不倫、喧嘩、ライバル会社への裏切り、怠惰などである。

別のパターンは、家業の会社の2代目、3代目の社長の座についたにもかかわらず古いやり方を固執する古参社員の抵抗にあって、古参社員を全員クビにして、頼りない若手社員に囲まれている社長か神輿に担がれ、趣味の世界に逃げる社長などである。

ドラッカーは、伸びていく会社は、幹部社員の報酬額をみたらすぐにわかると言っている。社長がもらっている給料の7割以上の給料を他の幹部社員がもらっているようなら、その会社は間違いなく成長していく。しかし、それが4割、5割しかもらっていないようならその会社はまちがいなく停滞するか、倒産していく。

これは、私が1,000社余りのクライアントを抱える大型会計事務所で、見聞きしてきた印象でも、同様であった。小規模中小企業の社長を支える幹部社員の報酬は、4割、5割しかもらっていない会社が多かった。

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 それは、日本の金融システムが連帯保証人を社長に求め、また取締役会や株主総会などの会社法も絵空事の運用がまかり通っている社会の現実があるためドラッカーの言うように一概に非難もできないのでなはないかと思う。

 会社が金融機関から事業用資金を調達するためには「社長」が連帯保証人となることを求められる。そのリスクに対して「社長」は、他の誰よりも多くの「報酬」をもらう権利があると考えても、それは誰も避難できない。彼は、事業のために自分の人生を差し出したのだからというように。

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